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米国の研究機関、国際クリーン交通委員会(ICCT)は5月31日、電気自動車(EV)への移行について世界の自動車大手20社を評価したリポートを発表した。最上位の「リーダー」には、米テスラと中国の比亜迪(BYD)の2社が選ばれた。トヨタ自動車やホンダなど日本の自動車メーカー5社は、最低ランクの「出遅れ」と評価された。
テスラは純電気自動車(BEV)専業、BYDは2022年3月からBEVとプラグインハイブリッド車(PHEV)のみを生産している。
トヨタは、EVの技術性能分野では中位に位置づけられたが、販売台数や車種数、投資規模などが他社より低く、総合では15位となった。ホンダと日産自動車は、戦略的ビジョン分野ではトヨタを上回ったが、技術性能分野などで差がつき、総合で16位と17位だった。 スズキは「22年時点でEV販売なし」のため最下位となった。
持続可能な自動車製造については、ドイツのBMW、フォルクスワーゲン、メルセデス・ベンツの3社が再生可能エネルギーの100%利用で大きく前進した。その他のメーカーについては、サプライチェーン上流のCO2排出量削減が依然として不十分だとされた。
(36Kr Japan編集部)
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