セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
欧州連合(EU)はこのほど、中国製電気自動車(EV)に対する同国政府の補助金支援について、正式に調査を開始した。この調査は1年間続き、最終的にはEUが中国製EVに対して輸入関税の引き上げなどの措置を取る可能性がある。
中国EV大手の比亜迪(BYD)の李柯・執行副総裁はメディアの取材に応じ、EUは中国製EVに対する補助金調査を開始したが、BYDは引き続き欧州での力強い成長に向けて取り組んでいくと説明した。
李氏は「欧州で実施されるいかなる調査についても心配していない」とした上で、「EVの成長は革命だ。多くの人々はそれを理解していないため、不安や懸念を抱いている。データを共有し、実状を知らせれば、疑問の余地がないことに気付くだろう」と述べた。
ライバルの米テスラについては、「大成功を期待している。テスラが成功すればするほど(自動車の)電動化への理解が深まることになるからだ」との考えを示した。
2023年1〜9月、BYDは世界で200万台以上のクリーンエネルギー車を販売しており、うち半数は純電気自動車(BEV)、残りはハイブリッド車だった。7〜9月のBEV販売台数は43万1603台で世界2位。1位のテスラとの差は過去最少の3456台に縮小した。
(36Kr Japan編集部)
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録