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中国の電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)はこのほど、電子機器子会社の比亜迪電子(国際)が米電子機器受託製造大手ジェイビルと協定を結び、モバイル電子機器製造事業を158億元(1元=約20円)で買収することで合意したと発表した。買収対象となる製造事業は成都(四川省)と無錫(江蘇省)にあり、既存顧客の部品製造などが含まれる。
比亜迪電子はスマートフォン、タブレットPC、新エネルギー車(NEV)、スマートホーム、ゲーム向けハードウエア、無人機、モノのインターネット(IoT)、通信機器、医療・健康機器など多角的な事業を展開する。王念強行政総裁は「ジェイビルと正式な協定を結んだことを喜んでいる。今回の買収でスマホ部品事業が広がり、会社の長期的で持続可能な発展がより確かなものになるとともに、顧客と株主にも価値を創出することができる」と語った。
ジェイビルのケニー・ウィルソン最高経営責任者(CEO)は、比亜迪電子と最終合意に達することができて嬉しいとし、この取引はわが社と社員が顧客と前に向け踏み出した正しい一歩だと信じていると語った。
同事業を保有する買収対象会社は取引終了後、比亜迪電子の子会社となり、業績も連結財務諸表に計上される。(新華社深圳)
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