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中国新興電気自動車(EV)メーカー「蔚来汽車(NIO)」が、バッテリー製造事業を分離して新会社を設立し、外部の投資家を探す計画だと、複数のメディアが報じた。早ければ年内にも分社化が実施される見込みだという。この動きは、コスト削減と効率化を図り、できる限り早い黒字化を目指す取り組みの一環とみられる。
NIOはこのほど、自動車大手の重慶長安汽車(Changan Automobile)および浙江吉利控股集団(Geely Group Holding)と、それぞれバッテリー交換事業で協業すると発表した。NIOはバッテリー交換ステーションなどのシステムを自社専用のネットワークと他社との共有ネットワークに分ける方針。共有ネットワークは、NIO車だけでなく、他社製の車も利用できるようになる。
NIOが12月5日発表した2023年7~9月期決算は、売上高が前期比117.4%増、前年同期比46.6%増の190億7000万元(約3900億円)、販売台数は前期比135.7%増、前年同期比75.4%増の5万5432台と好調だった一方、赤字も拡大した。純損失は前年同期比10.8%増の45億5700万元(約920億円)で、1~9月の純損失は153億5200万元(約3100億円)となり、22年通期の損失を上回った。
*2023年12月8日のレート(1元=約20円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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