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中国スマートフォン大手の小米集団(シャオミ)は12月28日、同社の電気自動車(EV)自動車事業「小米汽車(Xiaomi Auto)」の初めての技術発表会を開催し、開発中のEVセダン「SU7」を初公開した。
シャオミの雷軍・会長兼最高経営責任者(CEO)は、今後15〜20年かけて努力を続け、小米汽車を世界トップ5の自動車メーカーとする方針を示したうえで、独ポルシェや米テスラに匹敵する「夢の車」づくりを目指す考えを明らかにした。
雷軍氏によると、SU7は高度な技術とエコシステムが支える高級EVセダンに位置付けられるという。空気抵抗係数は0.195と世界の量産車で最も低く、停止状態から時速100キロに到達するまで2.78秒の加速性能を誇り、最高時速は265キロとポルシェの「Taycan Turbo(タイカン・ターボ)」を上回る。また、寧徳時代(CATL)製の電池容量101キロワット時(kWh)の三元系リチウムイオン電池を搭載し、航続距離800キロ(中国独自のCLTC基準)を実現。800ボルト(V)の急速充電にも対応する。
シャオミは今回、16.1インチの中央制御スクリーン、56インチの超大型ヘッドアップディスプレー(HUD)、回転式の計器ディスプレーを備えたスマートコックピットも発表した。後部座席には、シャオミのタブレット端末「Mi Pad」を搭載。米クアルコムの車載用チップ「Snapdragon 8295」を採用して5つの画面を連携させる。また、独自の「小米澎湃OS(Xiaomi HyperOS)」を搭載し、スマホと同様のインタラクション体験を提供するという。
SU7は、2024年の発売を予定されているが、シャオミはまだその価格を明らかにしていない。
(36Kr Japan編集部)
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