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ファストファッションを手がける中国発の電子商取引(EC)大手「SHEIN(シーイン)」の23年の業績に注目が集まっている。
米投資ファンドのオーセンティック・ブランズ・グループ(ABG)のジェイミー・ソルター創業者兼最高経営責任者(CEO)は、SHEINの23年の売上高は300億ドル(約4兆3000億円)を大幅に上回ったとの見方を示した。米CNBCが報じた。
ABGは23年10月、傘下のファストファッションブランド「FOREVER 21(フォーエバー21)」とSHEINの戦略的提携に調印した。そのため、ソルター氏はSHEINの財務内容を詳しく知る立場にある。
別の関係者によると、SHEINの23年1~9月の売上高は前年比40%以上増の240億ドル(約3兆5000億円)となり、23年通年では320~330億ドル(約4兆6000億~4兆7000億円)に達する可能性があるという。
スペインのファストファッションブランド「ZARA(ザラ)」などを運営するアパレル世界最大手「INDITEX(インディテックス)」の22年の売上高は、約325億ユーロ(約5兆2000億円)だった。つまり、SHEINの売上高はすでにINDITEXに肩を並べ、米アパレル大手のアバクロンビー&フィッチの10倍、アメリカン・イーグルの6.6倍に達したとみられる。
2024年1月12日のレート(1ドル=約145円、1ユーロ=約159円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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