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中国の非鉄金属情報サイト「上海有色網(SMM)」がこのほど、2023年のエネルギー貯蔵システム(ESS)向け電池セル(ポータブル電源を除く)の出荷量ランキングを発表した。中国メーカーが上位を占める一方で、韓国メーカーは大幅に順位を落とした。
1〜3位は22年と同様、寧徳時代(CATL)、比亜迪(BYD)、億緯鋰能(EVEエナジー)の順だった。4~7位は、上から瑞浦蘭鈞(REPT BATTERO)、海辰儲能(HiTHIUM)、国軒高科(Gotion High-Tech)、遠景動力(エンビジョンAESC)と続き、鴻輝能源(Great Power)と中創新航(CALB)が同率で8位に入った。
ESS市場では、リン酸鉄系(LFP)が三元系(NMC)に取って代わろうとしている。主に三元系に注力する韓国メーカーはその影響を受け、サムスンSDIは22年の5位から10位に後退、7位だったLGエナジーソリューションはトップ10から脱落した。
首位のCATLは23年に65GWh強を出荷し、圧倒的優位を維持した。2位のBYDと3位のEVEエナジーは、いずれも20GWh以上を出荷し、市場シェアで一定の優位性を確保した。
このところ、ESS市場は急速に拡大し、新規事業者の参入も増え、市場の飽和と生産能力過剰がさらに進行している。需給の不均衡が価格競争を引き起こす一方で、トップメーカーはさらに生産を拡大しているため、業界再編が加速するとみられる。
(36Kr Japan編集部)
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