中国BYD、メキシコ工場の建設計画進む。「米EVに大きな脅威」と米団体が警告

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

EXCITEのRSSに登録大企業注目記事

中国BYD、メキシコ工場の建設計画進む。「米EVに大きな脅威」と米団体が警告

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

中国電気自動車(EV)最大手の比亜迪(BYD)の李柯(Stella Li)執行副総裁兼米州地区総裁はこのほど、同社がメキシコに工場を建設し、現地市場でのシェア拡大を図る方針を示した。

李氏は2月28日、ロイター通信の取材に応じ、2024年末までにメキシコ工場の建設用地を決定する予定で、工場では年間15万台の生産を見込んでいると明らかにした。

「自動車ビジネスモデルの変貌、中国EVが先導」現場知る経営者が一致

BYDの23年10~12月期のEV販売台数は、これまで市場トップだったテスラを上回った。米国の自動車業界関係者によると、BYDがメキシコ市場に参入することで、今後は同社やその他の中国自動車メーカーが、すでに米国市場に参入している自動車メーカーを脅かす存在になることが予想されるという。

米国製造業同盟(AAM)は2月末、中国の自動車と部品は価格の低さで優位性があり、米自動車企業の生存を脅かすことになると警告した。また、米国自動車産業の「全滅」を避けるため、メキシコから米国への安価な中国車と部品の輸入を阻止するよう、米政府に呼びかけた。

イーロン・マスク氏、中国EVメーカーに警戒感「貿易障壁なければ世界の同業を駆逐」 

(36Kr Japan編集部)

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録