中国EV覇者のBYD、グローバル化を加速 24年は海外販売40万台目指す

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中国電気自動車(EV)最大手の比亜迪(BYD)は2023年、テスラを抜いて新エネルギー車(NEV)の販売台数で世界一になったが、同社の目標はさらに高いところにあるようだ。

BYDはこのほど、価格競争の「先制弾」を放った。「ガソリン車よりも安い電気自動車」をキャッチフレーズに低価格戦略を打ち出し、新モデル「秦PLUS 栄耀版」の価格を引き下げたのだ。

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一方、トヨタやフォルクスワーゲンのような世界的自動車ブランドになるためには、海外進出も不可欠だ。BYDは21年5月に「乗用車海外進出計画」を発表して以降、58の国と地域でNEVを販売し、タイとブラジルでは販売台数トップを獲得している。

公式サイトによると、23年のNEVの海外販売台数は前年比334.2%増の24万3000台で、総販売台数の8%を占めた。また、24年1月の乗用車の輸出台数は3万6000台で、総販売台数の18%を占め、23年通年と比べ輸出が大幅に拡大した。24年2月の輸出台数はやや減少したものの、2万3291台となった。24年通年では海外販売40万台を目指すという。

*2024年3月11日のレート(1元=約20円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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