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中国通信大手の中国移動(チャイナモバイル)はこのほど、次世代通信規格「5G-A(5.5G)」の商用化を開始すると発表した。OPPOの人工知能(AI)スマートフォン「Find X7」シリーズが、業界初の5G-A対応機種になるという。
中国の通信業界では現在、5Gから6Gへの移行には5.5Gが必要だとの共通認識がある。5.5Gは、通信速度・通信遅延・接続規模、電力消費の面で全て5Gを上回り、ネットワーク容量を10倍に引き上げることも可能となる。
中国移動は以前、5G-Aは大規模言語モデルを活用したAI技術との相乗効果を発揮し、業界に新たな成長のチャンスをもたらすと説明していた。
OPPOによると、「Find X7」シリーズは、AIによる通話内容の要約やToDoリストの生成が可能になるなど、新時代の通話サービスの可能性を示しているという。
しかし現時点では、5.5G対応スマホはコンセプト先行のきらいがある。5.5Gネットワークはまだ完全に確立されていないため、5.5G対応スマホのユーザーは中国移動が指定する「5G-Aデモンストレーション・ホール」に行かなければ5.5Gネットワークを体験できない。
今回の中国移動の発表に先立つ1月、ファーウェイは中国聯通(チャイナユニコム)と連携し、同社独自仕様の「5.5G」の大規模試験ネットワークを北京市内に構築したと発表した。市内中心部の北京金融街(BFS)や北京工人体育場など3カ所で利用できるという。
※アイキャッチ画像は雷科技(WeChat公式ID:leitech)より
(36Kr Japan編集部)
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