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人工知能(AI)を搭載したアプリケーションが急速に普及する中国で、生成AI関連の雇用市場が過熱している。
中国の求人・求職プラットフォーム「猟聘(Liepin.com)」では、2024年1〜3月期の生成AI関連の求人件数が前年同期比で321.7%増加し、これに対する応募件数は946.84%増加した。
生成AI関連の求人に人気が集まる主な理由は、給与の高さだ。24年1~3月期の求人の平均年収は40万8700元(約860万円)だった。職種別のトップ3は、自然言語処理の専門家、画像アルゴリズムのエンジニアとアーキテクトの順で、いずれも年収が50万元(約1100万円)を上回った。4位はアルゴリズムのエンジニア、5位はディープラーニングの専門家で、ともに48万元強(約1000万円)だった。
勤務地別のトップ3は北京市(25.66%)、上海市(19.21%)、広東省深圳市(13.19%)で、4位は浙江省杭州市、5位は広東省広州市だった。
米国では、早くも2023年に生成AI人材の争奪戦が始まっている。優れた生成AI人材を獲得するため、シリコンバレーの多くのテック企業が、競合他社よりも高い報酬や魅力的な福利厚生を提示した。OpenAIがGoogleのAI分野のトップ研究者を引き抜くため、最大で年間1000万ドル(約15億5000万円)のパッケージを提示したとの報道もあった。
*1元=約21円、1ドル=約155円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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