中国火鍋大手「海底撈」、海外部門が米ナスダック上場 初日終値は約14%高

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中国最大の火鍋チェーン「海底撈(ハイディラオ)」は海外展開を拡大し、中国の「火鍋文化」を世界中に広めている。

海底撈の海外事業を運営する「特海国際控股(Super Hi International Holding)」は5月17日、米ナスダック市場のグローバル・セレクト・マーケットに上場した。ティッカーコードは「HDL」。初日の株価は、公募価格に対して一時48%高まで上昇したが、約14%高の22.29ドル(約3480円)で取引を終えた。

海底撈を創業した張勇氏と舒萍氏の夫妻はこれまでに、海底撈国際控股(Haidilao Internationall Holding)、調味料サプライヤーの頤海国際(Yihai International)、特海国際の3社を香港市場に上場させてきた。特海国際のナスダック上場は、4回目の新規株式公開(IPO)となる。

特海国際は、グレーターチャイナ(中国本土、香港、マカオ、台湾)以外の火鍋レストラン事業を運営しており、2022年12月に香港上場を果たした。ナスダック上場で調達した資金は、ブランド強化とレストラン網拡大に充てる方針だという。

火鍋チェーン「海底撈」の海外事業、切り離し上場。コロナ禍で損失拡大

特海国際の24年1~3月期決算は、売上高が前年同期比16.6%増の1億8800万ドル(約290億円)、純損失は450万ドル(約7億円)だった。同社は2012年にシンガポールに最初の海外店舗をオープン。24年3月末時点で、4大陸13カ国に直営店119店舗を展開し、日本でも9店舗を運営している。

月給2900円のホールスタッフから資産2000億円の女性CEOに。火鍋チェーン「海底撈」、トップ交代で戦略転換

*1ドル=約156円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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