セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
中国のLiDAR大手「速騰聚創(RoboSense、ロボセンス)」がこのほど、1月5日の香港上場後初となる四半期決算を発表した。
市場の需要拡大を受け、2024年1〜3月期の売上高は前年同期比149.1%増の3億6000万元(約79億円)となった。売上総利益(粗利)は4450万元(約9億8000万円)、売上総利益率(粗利率)は12.3%に上昇、調整後の純損失は8410万元(約19億円)と前年同期比で11.5%縮小した。
中国工業情報化部のデータによると、23年1~6月の中国新車市場ではADAS(先進運転支援システム)を搭載したスマートカーの割合が42.4%を占めた。25年には、レベル2以上の自動運転車の普及率が70%に達する見込みとなっている。また、現時点ですでに大部分の新車にLiDARが搭載されているという。
このような背景のもと、ロボセンス速騰聚創の24年1〜3月期のADAS向けLiDARの販売台数は、前年同期比542%増の11万6200台となり、売上高全体の約85%を占めた。チップや原材料のコストが下がったため、同社のADAS向けLiDARの一部の平均価格は前年同期の約4000元(約8万8000円)から約2600元(約5万7000円)に低下した。
*1元=約22円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録