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中国電子商取引(EC)大手のPDDホールディングスは5月22日、2024年1~3月期の決算を発表した。売上高は前年同期比131%増の868億元(約1兆9000億円)、親会社に帰属する純利益は246%増の280億元(約6200億円)となった。
PDDは中国EC業界では後発だが急速に業績を伸ばしており、24年1〜3月期は増収率と純利益の伸び率が競合のアリババグループと京東集団(JDドットコム)を大きく上回った。
PDDは中国国内向けに低価格帯EC「拼多多(Pinduoduo)」を展開するほか、海外向けに格安商品を提供する越境EC「Temu」を運営している。Temuは22年9月に米国でサービスを開始し、現在は50以上の国・地域に進出しており、同社の取引サービス事業の増収に大きく貢献している。
24年1〜3月期の取引サービス事業の売上高は444億元(約9800億円)と市場予想を60億元(約1300億円)余り上回り、初めてオンラインマーケティング事業を超えた。オンラインマーケティング事業の売上高は425億元(約9400億円)だった。
PDDの5月22日の終値は1.13%高の147.09ドル(約2万3000円)。時価総額は2042億7400万ドル(約32兆1000億円)となり、アリババを再び超えた。アリババの時価総額は2012億1200万ドル(約31兆6000億円)だった。
*1元=約22円、1ドル=約157円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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