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ファーウェイのスマートフォン「honor」シリーズは、「honor8」から若者向けの「youth」モデルを出している。標準モデルより低価格で、大学生などの若者向けだ。
10月22日、「honor20 youth」が発表された。イメージキャラクターには人気若手俳優の白敬亭氏を起用している。
このスマートフォンは「honor20S」と同じ理念でデザインされ、とりわけ女性のニーズに対応している。honor20Sのライバルは「シャオミ(小米科技)」の「シャオミCC9」であり、「honor20 youth」のライバルは「シャオミCC9e」だ。価格、色使い、主要機能など両者の共通点は多く、正面対決の格好となった。
シャオミCC9eの4G+64Gモデルの価格は1299元(約19500円)、6G+128Gモデルは1599元(約24000円)だ。honor20 youthの4G+64Gモデルの価格は1399元(約21000円)、6G+128Gモデルは1699元(約25500円)だ。シャオミCC9eと比べ、honor20 youthのメモリの選択肢はより多く、最上位モデルは8G+128Gで、価格は1899元(約28500円)だ。ほかのモデルの価格は、シャオミCC9の6G+64Gモデルが1799元(約27000円)、6G+128Gモデルが1999元(約30000円)。honor 20Sの6G+128Gモデルが1899元(約28500円)、8G+128Gモデルが2199元(約33000円)となっている。
女性向け機種は見た目が重要だ。「honor youth」のCXO(Chief experience officer)叢森氏は、美しさを第一にデザインを決めたと語る。ノッチ(ディスプレイ上部のカメラなどが配置されたスペース)を真珠のような小さな丸い点に抑えた「真珠型全画面ディスプレイ」を採用し、本体色はサファイアブルー、青・銀・赤三色のグラデーション、ミッドナイトブラックの3種類で、これもシャオミCC9シリーズと似た配色だ。
honor 20 youthの本体は薄さ、軽さに優れている。本体の縦横比を20:9にしたことで、ディスプレイをより大きくし、持ちやすさも改善された。厚さは7.7mm、重さは172gと、一般的に見てフラグシップモデルのなかでは比較的軽量で小さく、手の小さな女性でも違和感なく使用できる。
女性向け機種のもう一つの特徴は写真機能だ。honor20 youthは背面3点カメラを採用し、メインカメラは4800万画素だ。前面カメラは1600万画素で、AIS手ぶれ補正機能を搭載する。また、画像を自動的に分類でき、より簡単にSNSでシェアできる。ポートレート、撮影地点別、証明写真など240の種類タグが内蔵されている。
写真機能を生かすには電池も大事だ。本体の薄さにも関わらず、honor20 youthは4000mAの電池を採用し、フラグシップモデルの通常の水準を満たし、20W急速充電にも対応している。また、ディスプレイ内指紋認証や顔認証をともに搭載し、睡眠時に他人にロックを解除されないために、目を閉じた状態でのロック解除ができないようになっている。
今年に入ってから、男性ユーザーが中心だったファーウェイ、シャオミ(小米科技)がともに女性ユーザーに注力するようになった。シャオミは女性向けのシャオミCCシリーズを発表し、ファーウェイは「nova」シリーズを継続するほか、honor 20Sとhonor 20 youthのデザインをより女性向けのものにしている。スマートフォン業界の競争が激化する現在、ファーウェイ、シャオミ、OPPO、VIVOの4社は自分たちの得意分野から飛び出してまでも、新規顧客の開拓に努めなければならなくなっている。
画像は36Krの撮影による
(翻訳:小六)
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