中国発格安EC「Temu」、スマホ販売を開始 サムスンとシャオミの在庫モデルが中心

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

大企業注目記事

中国発格安EC「Temu」、スマホ販売を開始 サムスンとシャオミの在庫モデルが中心

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

中国発の格安越境EC「Temu」は6月から、米国、英国、フランスなど複数の国・地域でスマートフォンの販売を開始した。ほとんどの機種は現地発送に対応しており、8営業日以内の配送を見込んでいるという。

現在のところ、取り扱いブランドは小米(シャオミ)とサムスンが中心となっている。例えば、米国で高い人気を誇るサムスンの「Galaxy A15」(6GB RAM・128GB ROMバージョン)の同一時期の販売価格を比べると、中国の国内向けECサイトが1129元(約2万4000円)、米アマゾンの最低販売価格は144.84ドル(約2万2000円)、Temuは131.48ドル(約2万円)と最も安い価格で提供していた。

関係者によると、Temuで販売されているスマホの大半は各ブランドの海外販売店が保有する在庫で、一部は中国の販売店の売れ残りを輸出したものだという。Temuは、販売業者が提示設定した価格をベースに補助金を提供し、競合他社よりも安い価格を実現している。

36Krの独自取材によると、Temuの24年1〜6月の売上高は約200億ドル(約3兆1000億円)。4~6月期の流通取引総額(GMV)は約120億ドル(約1兆9000億円)で、その約45%を米国市場が占めた。

*1ドル=約154円、1元=約21円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録