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大規模言語モデル(LLM)を手がける中国の人工知能(AI)スタートアップ「月之暗面(Moonshot AI)」に、騰訊控股(テンセント)が出資したことがわかった。複数の中国メディアが報じた。
このラウンド調達金額は3億ドル(約440億円)で、既存株主のアリババグループや高榕資本(Gaorong Capital)も追加出資したという。これにより、Moonshot AIの評価額は中国のAIスタートアップで最高の33億ドル(約4900億円)となった。
Moonshot AIは2023年3月に設立され、同年10月に発表したAIアシスタント「Kimi」で一躍注目を集めた。24年2月には、アリババや紅杉中国(HongShan、旧セコイアチャイナ)、小紅書(RED)、美団(Meituan)などの著名企業や投資機関から10億ドル(約1500億円)余りを調達している。
アリババは5月に発表した24年3月期の決算報告書で、Moonshot AIの株式36%を約8億ドル(約1200億円)で取得したことを明らかにした。現金6億ドル(約890億円)近くに加え、現物出資として傘下のアリババクラウドのコンピューティング能力を提供する方式をとった。
中国のAI企業で現時点の評価額が10億ドルを超えるユニコーン企業は、月之暗面、百川智能(Baichuan Intelligent)、MiniMax、智譜AI(Zhipu AI)、零一万物(01.AI)、階躍星辰(StepFun)の6社。注目すべきは、零一万物と階躍星辰を除く4社に、テンセントもアリババも出資している。
*1ドル=約147円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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