日本の観光業界、広東国際観光産業博でPR 誘客強化

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中国広東省広州市で13~15日、2024広東国際観光産業博覧会が開催され、日本政府観光局(JNTO)は、中国人観光客に日本旅行の魅力をPRした。
 
今年の日本のプロモーションは例年より規模が大きく、多くの団体が出展し内容も多岐にわたった。自治体国際化協会(CLAIR)は16の地方自治体と共同で出展し、山形県や鹿児島県など各地の観光スポットを紹介した。日本の観光資源プラットフォームJTRwebも、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンやJR西日本、サンリオエンターテイメント、よみうりランドなど12のパートナー企業を伴って出展した。
 
2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は中国内地での展覧会に初めて出展。公式キャラクター「ミャクミャク」も登場し、開幕まで約半年に迫った万博を来場者にPRした。
 
会場では、日本旅行の達人が経験や情報を紹介するトークショーや日本の伝統楽器の演奏、うちわのDIY体験など、さまざまなプログラムが催され、中国人の来場者が積極的に参加した。展示ゾーンでは問い合わせをする人でいっぱいになった。
 
中国人の訪日観光客数は今年、着実に回復しており、日本への旅行熱も絶えず高まっている。JNTO広州事務所の原口健司所長は、JNTOが先日も北京や上海などで観光PRを行ったと紹介。例年よりも大規模なプロモーションとなったのは、中国人の旅行意欲をより刺激するためで、日本の各事業者も広東省の旅行関連事業者と提携を深めたいと考えていると述べた。
 
原口氏は「この2年、東京や大阪のような大都市だけでなく、他の都市の観光への誘客も検討してきたことから、今年はこれだけ多くの地方自治体が出展した」と語った。
 
日本の観光業界は、中国人の旅行形態が団体旅行から体験を重視する個人旅行へと変化したことにも注目している。原口氏は「変化に合わせて宣伝の方向性を調整している。より品質にこだわりのある旅行者を誘致し、日本でより良いホテルやレストランを体験してもらい、一層ディープな旅行を楽しんでほしい」と語った。(新華社広州)

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