米物流大手フェデックスは11日、中国青島市と米国間を運航する国際貨物便の増便と中国5カ所目となるオペレーション施設、青島国際ゲートウェイの開設を発表した。中国での物流ネットワークをさらに強化する。
　
貨物便は、青島市を出発し日本の大阪を経由して米テネシー州メンフィスに到着する。今年5月から試験的に週1便で運航していたが、増便後は月～金曜の週5便で運航する。山東省から北米向けに発送される小包や貨物の輸送時間は1日短縮され、一部は「翌日配達」が可能となる。
　
フェデックス上級副社長でフェデックス中国社長のコー・ポーイェン氏は、今後同社の中国国内物流ネットワークを地方の主要都市や中小の都市にも拡大し、国際ゲートウェイ施設を新設して、中国の顧客がグローバルなビジネスチャンスをつかめるよう支援していくと述べた。（新華社青島）