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中国のショート動画アプリ大手「快手科技(Kuaishou Technology)」がこのほど、ブラジルで電子商取引(EC)サービス「Kwai Shop」を本格始動し、事業範囲をさらに拡大すると発表した。
同社の海外向けショート動画アプリ「Kwai」のユーザーは、ショート動画やライブ配信で紹介された商品を直接ショッピングカートに入れ、支払いや注文追跡ができる。Kwai Shopの加盟店は、自社運営モデルまたは委託管理モデルを選択し、ブラジル全土の2億人以上にサービスを提供できるようになる。Kwai Shopはショート動画とネット通販を融合し、ブラジルのEC市場に核心をもたらすだろう。
Kwai Shopは2023年末に試験運営を開始し、24年に入ってからは1日あたりの注文件数が1300%増の勢いで伸びている。売れ筋は電子製品、家庭用品、化粧品だという。
ブラジルは快手が海外進出する際に最初に選んだ市場の1つで、2017年のサービス開始からこれまでに、現地への投資額は70億レアル(約1900億円)を超えた。ブラジルではすでにKwaiの月間アクティブユーザー数(MAU)が6000万人余りと総人口の3割近くに達し、ユーザーの1日あたりの平均利用時間は70分を超えている。
*1レアル=約27円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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