セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
中国の高級電気自動車(EV)ブランド「極氪(ZEEKR、ジーカー)」が11月14日、2024年7~9月期の決算を発表した。売上高は前年同期比30.7%増、前の期比8.4%減の183億5800万元(約4000億円)。純損失は前年同期比21.7%減、前の期比37.0%減の11億3900万元(約250億円)と大幅に縮小した。
新車販売(納車)台数は前年同期比51.0%増の5万5003台。車両売上高は前年同期比42.0%増、前の期比7.2%増の144億元(約3200億円)で、粗利益率は24年に入って最高の15.7%だった。なお、10月の納車台数は単月で過去最高の2万5049台となり、1〜10月の累計納車台数は16万7922台に達している。
ZEEKRの安聡慧・最高経営責任者(CEO)は電話会議で、24年7〜9月期の平均成約価格は30万元(約660万円)だったと説明。「ZEEKR 001」、「ZEEKR 7X」、「ZEEKR 009」などの販売が好調なため、年間納車目標の23万台を達成できる見込みだと明らかにした。
同社は現在、海外展開を加速している。24年10月時点で40以上の国・地域に進出しており、引き続き中東、東南アジア、オセアニア、中南米、アフリカなどで事業拡大を図る方針。また、右ハンドル市場の開拓も進めており、香港やタイ、シンガポール、オーストラリアなどではすでに右ハンドル仕様の「ZEEKR X」と「ZEEKR 009」の納車を始めている。25年には日本市場にも参入する予定だという。
*1元=約22円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録