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中国の新エネルギー車(NEV)大手「比亜迪(BYD)」のチーフサイエンティストを務める廉玉波氏は12月13日の講演で、同社の2024年の年間販売台数が425万台に達する見込みだと明らかにした。
BYDの1〜11月の累計販売台数は374万台と、すでに23年の年間販売台数を超えており、中でも24年10月と11月の販売台数は2カ月連続で50万台を上回っている。
廉氏は「BYDは外国ブランドによる自動車市場の寡占状態を切り崩した」とし、「2023年の販売台数は300万台を突破してNEVの世界販売トップとなり、累計販売台数は1000万台を超えた」と述べた。現在、世界の電気自動車(EV)のうち5台に1台はBYDの製品となる。
中国は、NEVに用いられる車載電池、モーター、電子制御の技術で世界をリードしている。中でも最大の競争力を持つのはバッテリーで、現在の世界の車載電池売上高上位10社のうち、中国企業が半数以上を占めている。廉氏は「産業の発展には依然として課題が残る。産業チェーン全体がリスクに打ち勝つ能力を高める必要があり、半導体チップや産業用ソフトウエア、中核部品などにも改善の余地がある。私たちはさらに努力し、『自主可控(中国が独自にコントロールできる)』状態を実現する」と語った。
(36Kr Japan編集部)
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