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日本自動車販売協会連合会(JADA)と全国軽自動車協会連合会が1月9日、2024年の国内電気自動車(EV)販売台数を発表した。EV乗用車の販売台数は前年比32.5%減の5万9736台と4年ぶりのマイナスとなった。国内販売の約50%を占める日産自動車は首位を維持したが、44%減の3万749台に落ち込んだ。主力の「リーフ」が48%減と振るわなかった。トヨタは初の量産EV「bZ4X」が10%増の1012台にとどまり、24年のEV販売は30%減の2083台となった。
日本自動車輸入組合(JAIA)が1月9日に発表した2024年の新車輸入台数は、海外メーカーのEVが前年比5.7%増の2万4198台と6年連続で過去最高を更新した。メーカー別では、中国のBYDが53.7%増の2223台となり、初めてトヨタを上回った。
BYDは2023年初めに日本市場に参入し、販売価格440万円のSUV(多目的スポーツ車)「ATTO 3」を発売してトヨタの「RAV4」やホンダ「CR-V」など国産の人気車種に対抗した。その後、23年9月にはコンパクトカー「DOLPHIN」を、24年6月にはセダン「SEAL」を投入している。同社は1月10日、日本市場投入4車種目となるSUV「SEALION 7」を25年春に発売すると発表した。
日本の自動車市場は長く国産ブランドが主導してきた。日本のEV市場で台頭したことは、BYDの高い競争力を示している。同社は中国市場で成功を収めたのに続き、欧州や東南アジア、中南米などでも勢力を急拡大している。2024年のEVとプラグインハイブリッド車(PHEV)の世界販売台数は427万2145台となり、新エネ車販売で世界一に上り詰めた。
(36Kr Japan編集部)
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