中国の大手ティードリンクチェーン「霸王茶姫（CHAGEE）」を運営する茶姫控股（Chagee Holdings）が4月17日、米ナスダックに上場した。初日の終値は32.44ドル（約4600円）と公開価格を15.86％上回り、時価総額は約60億ドル（約8500億円）に達した。

中国証券監督管理委員会（CSRC）の国際協力部門は3月6日、「Chagee Holdings Limited（茶姫控股有限公司）境外発行上市備案」を公開した。茶姫控股はCSRCが海外上場の申請制度を開始して以来、89番目に米上場を認められた企業となった。同社は3月26日、米国証券取引委員会（SEC）に上場目論見書を提出した。

覇王茶姫の創業者、張俊傑氏は1990年代生まれの若手経営者で、2017年に雲南省で1号店をオープンした。24年末までに店舗数は6440店に拡大し、「東洋のスターバックス」と呼ばれるまでに成長している。目論見書によると、24年の売上高は124億500万元（約2500億円）、純利益は25億1500万元（約500億円）。純利益率は業界平均を上回る20.3％だった。

中国発ティードリンク、世界を席巻中⋯「茶百道」「覇王茶姫」など続々と海外進出

＊1ドル＝約142円、1元＝約20円で計算しています。

（36Kr Japan編集部）