中国、豊作を支える「スマート田植え」 手作業よりも収量も10%増

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中国湖北省襄陽(じょうよう)市南漳県九集鎮の田んぼではこのところ、自動運転田植え機3台が整然とした区画を往復し、苗をまっすぐに植え付けている。

同県自然荘園農機合作社(協同組合)は自動運転田植え機5台を所有し、地元の約2千ムー(約1.3平方キロ)の水稲の田植えを担っている。同合作社の陳新華生産マネージャーは、自動運転補助システム搭載の田植え機を使うことで、人手への依存が大幅に減り、田植えの精度と定植の質が著しく向上したと紹介。手作業での田植えに比べ、収量が約10%向上すると見込んでいるという。

農業が盛んな同市では、デジタル化・スマート化された農業機械や関連のサポート提供が引き続き進むにつれ、農業生産はスマート化、精密化、高効率化へと加速、これまでの人の経験に基づいた栽培方法が変化した。

山地が大部分を占める同県でさえ、機械化による作業が徐々に普及している。今年、同県の稲作面積は39万ムー(約260平方キロ)に上り、県全体で水稲播種機、田植え機などを含む農業機械2100組が投入された。科学技術の強力な後押しにより、水稲の機械による植え付け率は88.3%以上へと着実に向上している。

「スマート田植え」は農業生産の効率をさらに高め、豊作に強固な基盤も築いている。【新華社武漢】

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