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中国のGPU(画像処理半導体)大手「摩爾線程(Moore Threads)」が6月30日、上海証券取引所のハイテク企業向け市場「科創板(スター・マーケット)」への新規株式公開(IPO)に向け、目論見書を提出した。調達予定額は80億元(約1600億円)。
技術力やエコシステムの整備では、海外トップメーカーに及ばないものの、米半導体大手NVIDIA(エヌビディア)の代替メーカーとして期待が高まっている。
摩爾線程は2020年10月に設立。創業者で会長の張建中氏は、かつてNVIDIAでグローバルバイスプレジデントや中国エリアのゼネラルマネージャーを務めた。同社はGP(汎用)GPUの開発に注力し、さまざまな業界のデジタル化とスマート化を支える強力なAI計算能力を提供している。
同社は設立からわずか4年で複数回の資金調達を実施し、プレIPOラウンド前の評価額は246億2000元(約4900億円)に達していた。目論見書によると、2022〜24年の売上高はそれぞれ4608万8000元(約9億円)、1億2400万元(約25億円)、4億3800万元(約88億円)だった一方で、純損失はそれぞれ18億4000万元(約370億円)、16億7300万元(約330億円)、14億9200万元(約300億円)となっている。
同じく中国GPU大手の「沐曦集成電路(METAX)」も6月30日、科創板へのIPOに向け目論見書を提出した。同社は主にAIコンピューティング向けのGPGPUを手がけている。創業者の陳維良氏は、かつて米半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)でGPU設計と製品ラインのグローバル総責任者を務めた。
*1元=約20円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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