中国バイドゥ、4〜6月は純利益33%増も主力広告が低迷 AIとロボタクシーで突破口

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中国ネット大手の百度(バイドゥ)は8月20日、2025年4~6月期決算を発表した。売上高は前年同期比4%減の327億元(約6500億円)、純利益は33%増の73億元(約1500億円)だった。調整後純利益は35%減の48億元(約960億円) となった。オンラインマーケティング(広告)事業が低迷する一方で、人工知能(AI)など非オンラインマーケティング事業が大きく伸びた。

オンラインマーケティング事業の売上高は15%減の162億元(約3200億円)と、市場予想を大きく下回った。百度は、検索事業がAIシフトを進めている段階のため、収益力に短期的な影響が出たと説明した。

AI事業の売上高は34%増の100億元(約200億円)。AIクラウドサービス「百度智能雲(バイドゥAIクラウド)」が成長の原動力となった。米IDCによると、2024年の中国AIパブリッククラウドサービス市場では、バイドゥAIクラウドがアリババクラウドと並んでシェア1位を獲得している。

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自動運転タクシー(ロボタクシー)事業の「蘿蔔快跑(Apollo Go)」は、4〜6月の配車件数が前年同期比148%増の220万件。これまでの累計配車件数は1400万回を突破し、世界をリードしている。

蘿蔔快跑は、米配車大手のウーバー・テクノロジーズやリフトと提携し、アジア・中東・欧州で事業を展開する計画を明らかにしている。

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(36Kr Japan編集部)

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