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中国の新興電気自動車(EV)メーカー「零跑汽車(Leapmotor)」が、スペインのサラゴサに欧州向けの生産拠点を設ける。欧米自動車大手ステランティスの完成車工場を活用する。中国メディアの国際金融報が報じた。
工場の改修完了後は、グローバル市場向けに開発した「B」シリーズの生産を2026年7~9月期に開始する予定で、まずはコンパクトハッチバック「B10」を、次にコンパクトSUV「B05」を生産する計画だという。B05は、独ミュンヘンで開かれた国際自動車ショー「IAA Mobility 2025」(9月8日〜14日)で世界初公開されたばかり。中国国内の販売価格は10万元(約210万円)以下、欧州では3万ポンド(約600万円)以下になると予測されている。
ステランティスは零跑汽車の大株主であり、海外市場拡大の中核パートナーでもある。両社は4月、ステランティスがマレーシアに持つ既存工場(ケダ州・グルン)を改修し、零跑汽車の現地生産拠点を設けると発表した。初期投資額は500万ユーロ(約8億7000万円)。年内に中型SUV「C10」の生産を開始する計画だという。
中国の自動車市場の競争が白熱化するなか、自動車メーカー各社はより大きな成長を求め、海外市場の開拓を加速している。現地生産は関税や輸送費などの制約を受けないため、海外事業の収益力向上を図る重要な手段となる。零跑汽車の2025年1~6月の海外販売は2万375台にとどまったが、現地生産が始まれば海外販売が急速に伸びることが予想される。
*1元=約21円、1ポンド=約200円、1ユーロ=約173円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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