BYD、欧州で新たに電気バスを大量受注 市場シェア20%超でTOPを維持

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12月6日、中国新エネルギーカー大手のBYD(比亜迪)は、オランダで電気バス259台の受注を獲得し、欧州バス運営管理会社Keolisのオランダ子会社と業務提携契約を結んだ。BYDによると、これはヨーロッパにおける最も台数の多い電気バスのオーダーとなるという。

BYDは、2020年末までに今回受注の全車両をオランダのオーセールヴィヒト地域に投入し、バスの運行を開始する予定。これらの車両の収容能力は年間1700万人に達する見込みだ。

BYDは欧州ではこれまで価格の優位性があったが、近年欧州の自動車メーカーもコスパ重視の戦略を取り入れたため、自動車を販売するだけでなく、トータルなソリューションを提供・販売しなければならなくなった、と同社北欧エリアマネージャーの殷豪氏は語った。

BYDは20年前に欧州に進出し、オランダのロッテルダムに欧州本社を置いた。2018年、商用車(バスや大型トラックを含む)に対するEU(欧州連合)の厳しい二酸化炭素排出規制により、欧州での電気バスの登録数は2017年と比較して48%も増加した。EUは、2018年11月に発表した新しい長期戦略によると、2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにし、また少なくとも電力の80%を再生可能エネルギーから調達することを目指すという。

ただし、メルセデス・ベンツやボルボなど欧州メーカーの電気商用車まだテスト段階にあり、それらと比べると中国のほうが5年進んでいる。いままで蓄積してきた技術とビジネスのノウハウにより、中国の電気自動車には全世界に進出する好機が訪れた。

現在、欧州市場にはBYDのほか、中国の宇通(Yutong)、CRRC(中国中車)、南京金龍、チャリオット(海格)なども進出している。

出典 :汽車之家

BYDが公表したデータによると、同社の電気バスは欧州市場シェアの20%を超え、1位となっている。その中でも、英ロンドンでの市場シェアは80%を上回っている、

同社の2019年半期決算報告書によると、BYDのバスは世界6大陸の300以上の都市で運行している。また今年8月までのBYDの新エネルギー車の注文数において、海外市場からのオーダーが15%を占めたという。

作者:未来汽車日報(Wechat ID:auto-time)、程潇熠

原文URL: https://auto-time.36kr.com/p/484720337862664

(翻訳・Ai)

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