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中国発のスマート楽器ブランド「LiberLive」が2023年4月に発売した“弦のない”スマートギター「LiberLive C1」は、ギター入門のハードルを一気に下げ、爆発的に売れた。人気の原因は、弾けるようになるまでわずか数分という習得のしやすさ、そしてどこでも弾き語りを楽しめる持ち運びのしやすさだ。
LiberLive C1の発売から2年余り、次世代製品「LiberLive C2」が満を持して登場した。改良されたハードウエアに革新的なコンテンツシステムを搭載したことで、スマートギターの枠を超える表現力を実現する。
極めてシンプルな外観と直感的な操作システムはそのまま、電子ピックがより機敏に反応するようになった。また、ネック部分の設計を人間工学に基づいて再設計し、長時間でも安定して演奏できるという。
核となる革新は「風格包(スタイルパック)」というコンテンツシステムの導入にある。従来のように音色やリズムパターンといったモジュール化パラメータから作り始めるのではなく、ユーザーの感情を起点に創作プロセスを組み立てる。システムには、メタル、パンク、フォーク、レトロ・エレクトロなど数十種類の音楽スタイルが収められており、その場のムードや気分に合うスタイルパックを選ぶだけで、プロレベルの表現が得られる。さらに、上級者向けにはオリジナルのアレンジや二次創作にも対応する。
C2はデジタル・オーディオ・ワークステーション(DAW)を内蔵し、複数の音符やベロシティを層別に扱うマルチサンプリング技術を採用することで、演奏の微細な変化を正確に捕捉。電子ピックは磁気センサーで、指弾きの力加減の変化を敏感に検知。スピーカーは帯域ごとのゾーニング設計により、各周波数帯の音を明確に再生する。これらの技術により、ユーザーは音楽表現そのものに集中でできる環境を実現している。
世界のスマートギター市場の規模は、2024年の14億元(約290億円)から年平均成長率13.9%で成長し、30年には32億3000万元(約680億円)に拡大するとの分析がある。なかでも、LiberLiveのようなスマートギターが最も伸びるとされる。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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