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人工知能(AI)を活用したアニメ制作プラットフォームを手がける中国のスタートアップ「霊境万維(杭州)智能科技)」(以下、霊境AI)はこのほど、エンジェルラウンドの追加ラウンドで国科投資(CAS Investment)などから数千万元(数億円)を調達した。2025年に入ってから3回目の資金調達となる。調達した資金は主に、AIアニメの大規模量産、クリエーターエコシステムの構築、海外市場の開拓に充てられる。
霊境AIは、企画立案、脚本生成、アニメ制作を網羅するAIアニメ生産システムを構築。小説の改編、カット割り、原画作成、レンダリング、音声収録など、アニメ制作の自動化をほぼ実現している。これにより、従来の手作業によるアニメ制作と比べ、コストを約97%削減し、生産効率を20倍以上に引き上げたという。霊境AIツールを利用するクリエーターは、月間で数十分の高品質アニメを安定的に制作可能で、従来の制作速度を大きく上回る。
同社によると、生成されるAIコンテンツは、日本のアニメシリーズ制作水準を目標に開発されており、キャラクターの表情の豊かさ、動作の滑らかさ、シーンの細部描写、色彩の鮮明さなどの面、すでに主流アニメ作品に近いクオリティに迫っている。
霊境AIはグローバル展開戦略も始動しており、今後は中国語で制作された優秀な作品をを翻訳・ローカライズした上で海外に配信する計画だという。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)
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