中国スポーツ用品大手「アンタ」、独プーマの筆頭株主に 2700億円で株式取得

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中国スポーツ用品大手の安踏体育用品(アンタ)は1月27日、仏ピノー一族の持ち株会社「アルテミス」と株式譲渡契約を締結し、ドイツの同業プーマ(Puma SE)の株式29.06%を取得すると発表した。取引金額は15億ユーロ(約2700億円)。各規制当局の承認が前提となるが、2026年末までの取引完了を目指す。取引完了後、アンタはプーマの筆頭株主となる。なお、買収資金はすべて自社の内部留保で賄う。

アンタ取締役会議長の丁世忠氏は「プーマの株式を取得し筆頭株主になることは、アンタが進める『一点集中・マルチブランド・グローバル化』という成長戦略を推進する上での重要な一歩だ」と述べ、今回の出資がグローバル展開を加速させる強力なエンジンになるとの認識を示した。

アンタは2009年にイタリア発祥の「フィラ(FILA)」の中国事業を買収して以来、積極的なM&A(合併・買収)を通じてマルチブランド戦略を推進してきた。現在は、日本の「デサント」、韓国の「コーロンスポーツ」、フィンランドのアメアスポーツ傘下の「アークテリクス」や「サロモン」、独「ジャック・ウルフスキン」など、各分野の有力ブランドをポートフォリオに抱える。

なかでもフィラは、アンタの運営能力によって再建を果たした成功例だ。買収当時は赤字だったが、2024年の売上高は約266億3000万元(約5900億円)に達し、グループ全体の売上高の3分の1以上を稼ぎ出す主力ブランドへと成長している。

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*1ユーロ=約183円、1元=約22円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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