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米国などの半導体輸出規制が続くなか、中国ではデータセンター向け人工知能(AI)チップの国産化・自給化が加速している。中国ビジネス誌「財経」によると、出荷量または受注量が1万枚の大台を突破した中国のAIチップメーカーが、少なくとも9社に達したことが分かった。
現在、国産AIチップ市場のトップグループには、ファーウェイの「昇騰(Ascend)」、バイドゥの「昆侖芯(Kunlunxin)」、アリババグループの「平頭哥(T-Head )」といったIT大手が名を連ねる。この中でもトップメーカーの累計出荷量はすでに10万枚規模に達しているという。
続く中堅勢には、「寒武紀(カンブリコン)」や「沐曦(MetaX)」「天数智芯(イルバター・コアエックス)」「燧原科技(Enflame)」など、すでに上場しているか、もしくは上場に向けて準備をしている有力企業が並ぶ。さらに、「曦望(Sunrise)」「清微智能(Tsingmicro)」などのスタートアップも、特定の状況下での性能優位性を武器に頭角を現している。
米調査会社IDCによると、2025年上半期の中国アクセラレーター(AIチップ)サーバー市場は160億ドル(約2兆4600億円)規模に達し、出荷台数は190万台を超えた。市場シェアでは米NVIDIA(エヌビディア)が約62%を占めるものの、中国国産は約35%までに上昇している。需要の増加ペースでは国産勢がNVIDIAを大きく上回っており、同社一強の構造にひびが入り始めている。
業界内では、2026年に受託製造(ファウンドリー)のキャパシティがさらに拡大することで、国産AI推論用チップは新たな成長局面を迎えるとの見方が強い。
1万枚単位での出荷を実現する企業が続出しているという事実は、中国産チップの性能や安定性、さらにはTCO(総保有コスト)が市場に一定程度受け入れられたことを示している。しかし、NVIDIAと本格的に競い合うためには、ソフトウエアエコシステムとの互換性、大規模クラスタでの安定稼働、導入から運用までを含めたサポート体制といった総合力が不可欠となる。
*1ドル=約154円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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