“片づけ”が心も整える 中国で需要拡大する整理収納アドバイザー

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中国甘粛省蘭州市では、春節(旧正月、今年は2月17日)を前に、整理収納アドバイザーの需要が高まっている。活動歴5年の乃丹さんとそのチームも、年間で最も忙しい時期を迎えている。依頼件数は大幅に増え、対象も一般家庭のリビングにとどまらず、オフィスや倉庫の整理へと広がっている。

「整理収納アドバイザー」は、2022年版の「国家職業分類大典」で正式に「住民サービス人員」に分類された。生活水準の向上や価値観の変化を背景に、かつてはニッチとされたこの職業はここ数年、需要の高い職種へと変わりつつある。

乃さんは「整理収納は、もつれた毛糸玉を解く作業に似ている。依頼人が生活の糸口を見つけるのを手助けする仕事だ」と説明する。依頼を受けると、まず依頼人と十分に話し合い、生活習慣や要望を把握する。その上で収納スペースや既存の収納用品を確認し、整理計画とレイアウト図を作成した後、訪問サービスを行う。

蘭州市在住の丁一丹さんは、初めて整理収納アドバイザーの訪問サービスを利用した際、自宅の家財が一つ一つ分類され、整えられていく過程に、これまでにない爽快感を覚えたという。整理後は、各品目に定位置が与えられ、衣類は季節ごとに分類され、細かな雑貨も用途に応じて収められた。丁さんは「家が少しずつ片付き、日常生活が整うにつれて、気持ちも明るくなりました」と笑顔で語った。

乃さんは「物を整理する過程で、依頼人の行き詰まった気持ちも一緒に整えているのです」と話す。また、市場ニーズの細分化が、業界の専門化や標準化を後押ししていると指摘し、「整理収納は人々の空間と暮らしに、持続的で前向きな変化をもたらします。その価値は、より多くの消費者に受け入れられつつあります」と述べた。【新華社蘭州】

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