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5月29日、テンセントのプラットフォーム・コンテンツ事業群(以下「PCG」と略称)がテンセント動画の組織構造の再編を発表。独立した部署だったショート動画プラットフォーム部が動画プラットフォーム部に組み込まれ、テンセントがショート動画事業から身を引くのではないかとの憶測が飛び交った。
テンセントPCGは取材に対し、今回の調整は組織内の通常の調整であり、総合型動画プラットフォームの構築に向けた最適化であるとしたうえで、ショート動画サービスである「騰訊微視(Wesee)」は、今もPCGのなかで「ショート動画ソーシャル商品部」として独立しており、重点事業でもあると説明した。
2019年第4四半期のテンセントの財務レポートによると、ユーザーがショート動画を視聴する時間が増えたため、テンセントもショート動画への投資を増やした。その結果、2019年第4四半期の微視のDAU(日間アクティブユーザー数)は前の四半期と比べ80%増え、1日にアップロードされる動画の本数は同70%増えた。
今回の組織再編はSNSアプリ「WeChat」内のテンセントの公式アカウントで発表されたもので、主な内容は事業部の再編と職能変更である。
再編は3つの部署について行われた。概要は以下の通り。
1、動画データ科学部の設立。各業務のパフォーマンスを科学的に評価できるシステムの構築を目指す。従来の動画データ科学センターを撤廃し、人員をすべて動画データ科学部に編入。
2、ショート動画プラットフォーム部を撤廃。人員を動画プラットフォーム部、動画アプリケーション技術部、動画プラットフォーム技術部、動画データ科学部に編入。
3、テンセント動画市場センターを撤廃。人員をScriptedコンテンツ製作部、Unscriptedコンテンツ製作部、動画プラットフォーム部、動画編集長室に編入。
職能変更は下記4部署において行われた。
1、テンセント動画ビジネス化センター。テンセント動画の収益化担当に変更。広告、IPのライセンシング、芸能マネジメント事業などを中心に、新規サービスやビジネスモデルを模索し、テンセント動画の収益力の向上を目指す。
2、テンセント動画編集長室。テンセント動画の事業戦略の制定、執行、総括的管理に職能を変更。テンセント動画の法人向け、個人向け事業の査定、日常の運営作業や新企業のインキュベートなども担当する。
3、動画製品技術部は名称を動画プラットフォーム技術部に変更したうえで、職能を動画プラットフォームのシステムの構築、動画に関する技術開発、テンセントの各事業群でデータを共有するための社内プラットフォームの構築に変更する。
4、テンセント動画プラットフォーム部。職能をテンセント動画の全プラットフォームの全種類のコンテンツの運営に変更。各プラットフォームのコンテンツの健全性の保持や、コンテンツ製作者の発掘と支援も担当する。
(翻訳:小六)
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