ヘンプ(産業用大麻)ブランドを展開する「Inbriz」、CBD配合のペット用品発売

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中国のヘンプ(産業用大麻)市場が加熱している。ヘンプ製品やヘンプから抽出したCBD(カンナビジオール)を配合した製品の多様化も進んでいる。

各種ヘンプ(産業用大麻)製品の開発を手掛けるスタートアップ企業「Inbriz(仙火国際)」が展開する基礎化粧品ブランド「Inbriz CBD」は昨年、広東省深圳市に1号店を出店し、シリーズAで資金調達を果たした。

Inbriz CBDの店舗

Inbriz CBDは現在、CBD配合の敏感肌用シートパック、アンチエイジング用シートパック、ボディ用マッサージクリーム、多機能化粧水を販売。リピート率は2割、客単価は約200元(約3000円)となっている。現在は深圳市のほか同省広州市や雲南省昆明市などに直営店を設けている。うち深圳店は月間売上高が10万元(約150万円)を超え、すでに黒字化を果たしている。Inbriz CBDは今年、ゴビ砂漠でのトレッキングなどアウトドアイベントへの協賛を通じて、オフラインでのPR活動に全力を挙げる方針だ。

Inbrizのブランド展開 ペット用品ブランド「Inbriz Pets」に注目

Inbrizは電子たばこメーカーとしてスタートし、ヘンプ・CBD製品の開発・製造・販売へと転換した。同社はInbriz CBDのほか、ペット用品ブランドの「Inbriz Pets(淘気爪子)」、ヘルスケア用品ブランドの「Inbriz Care」、医療用大麻を利用した新薬開発の「Inbriz Pharma(仙火医薬)」を抱えるグループ企業となっている。

Inbrizはまず、少ない資金で広い層を対象とできる化粧品市場に進出し、国産化粧品ブームに乗った。ブランドの知名度とヘンプ製品の認知度を高めた後、ペット・医療・ヘルスケア分野の新ブランドを打ち出した。

Inbriz Petsからは現在、高純度CBDを配合した犬・猫などペット用の耳洗浄剤や洗眼剤、抗菌スプレーのほか、天然の麻幹(あさがら)を原料とした猫砂が発売されている。この猫砂には、天然の抗菌作用と口に入れても問題ないほどの安全性があり、よく固まる上にトイレに流せるといった特長がある。Inbriz Petsからは年内にも歯磨き用ジェル、シャンプー、天然ジャーキーなどのペットフードが発売される予定。

InbrizPetsが発売中のペットケア用品

Inbrizは大学や研究機関と共同実験室を設立し、ヘンプを利用した医薬品や基礎化粧品、家庭用化学製品、ペット用品の研究・開発を進めている。消費者に直接届ける製品の開発とブランドの育成に注力するとともに、CBD製品以外のヘンプ製品開発も進めていく方針だ。

(翻訳・田村)

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