36Kr Japanで提供している記事以外に、スタートアップ企業や中国ビジネスのトレンドに関するニュース、レポート記事、企業データベースなど、有料コンテンツサービス「CONNECTO(コネクト)」を会員限定にお届けします。無料会員向けに公開している内容もあるので、ぜひご登録ください。
原文はこちら
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
新興電気自動車(EV)メーカー「蔚来汽車(NIO)」は、安徽省合肥市から70億元(約1070億円)を調達して以降、中国IT大手のテンセント(騰訊)からも株式の買い増しにより7070万元(約10億8000万円)を調達、さらに最近では「中国建設銀行(CCB)」を始めとする6銀行から104億元(約1590億円)分のクレジットライン(与信枠)を獲得するなど、続けざまに資金面を強化し、再び資本の寵児となっている。
蔚来汽車が米国証券取引委員会(SEC)に提出した7月13日付けの文書によると、6月10日から7月8日の期間中に、テンセント・ホールディングス(騰訊控股)が蔚来汽車のクラスA普通株の買い増しを行っている。これによりテンセントは蔚来汽車の株式の保有率は15.1%から16.3%に拡大し、同社第2の大株主となり、投票権も蔚来汽車の創業者である李斌氏(47.0%)に次ぐ21.1%となった。
文書によると、テンセントは図表にもある「Image Frame Investment」、「Mount Putuo Investment」、「Huang River Investment」の親会社となっている。つまり、これらの投資会社が保有する株式は間接的にテンセントグループに属していることになる。
1ヶ月にも満たない期間中の、2度にわたるテンセントによる蔚来汽車株式の買い増しは、テンセントが蔚来汽車の将来性を肯定的に捉えている表れである。7月13日の米国市場取引終了時点で、蔚来汽車の株価は13ドル84セント(約1480円)と、最安値だった1ドル19セント(約127円)の12倍近くまで値上がりし、時価総額は100億ドル(約1兆700億円)を突破して163億9000万ドル(約1兆7520億円)に達している。
(翻訳・浅田雅美)
36Kr Japanで提供している記事以外に、スタートアップ企業や中国ビジネスのトレンドに関するニュース、レポート記事、企業データベースなど、有料コンテンツサービス「CONNECTO(コネクト)」を会員限定にお届けします。無料会員向けに公開している内容もあるので、ぜひご登録ください。
原文はこちら
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録