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香港の調査会社「カウンターポイント(Counterpoint)」のレポートによると、スマートフォン(スマホ)の平均販売価格が2020年第2四半期、中南米を除くすべての地域で上昇しているという。 そのうち、中国は前年同期比13%増で平均販売価格は310ドル(約3万3000円)。 北米は471ドル(約5万円)と最も高く、同7%増となっている。
2020年第2四半期、世界のスマホ販売台数は前年同期比23%減少したものの、ハイエンドスマホの販売台数は同8%減にとどまり、比較的好調を維持している。 中でも、スマホ出荷台数全体の10%を占める5Gスマホは、全体の売上高の20%を占めた。5Gスマホ販売に最も貢献したのは中国だ。5Gスマホ出荷総数の72%が同国からのもので、さらにそのほとんどがファーウェイ(華為科技)製品だった。
また、第2四半期もiPhoneの需要は高く、Appleが34%の市場シェアでスマホ販売ランキングのトップとなり、ファーウェイは20%で2位、サムスンは17%で3位だった。続いて4位はシェア7%のvivo、5位は6%のOPPOが入った。
米国による規制が、ファーウェイの中国国外での市場展開に深刻な影響を与えているにも関わらず、ファーウェイ(サブブランド「Honor」含む)は2020年時点で、出荷台数と収益の面で初めてサムスンを追い抜いた。
しかし、これから禁止令によりファーウェイはチップ調達に大きな制限がかけられることなど、2021年の世界携帯電話市場の先行きにはまだまだ不透明な部分が多い。
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