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自動車製造大手・本田技研工業(以下ホンダ)は26日、北京で開催中の「北京モーターショー2020」で、中国初となる純電気自動車(BEV)のコンセプトモデル「Honda SUV e:concept」をはじめとする複数の新車種や、ICV(インテリジェント・コネクテッド・ビークル)関連の最新技術を発表した。
中国ホンダとして初のプラグインハイブリッドカー(PHEV)「CR-V SPORT HYBRID e+」もお披露目されている。
Honda SUV e:conceptはホンダブランドによるBEVの方向性を体現する初の製品だ。設計を主導したのはホンダ中国現地法人のチームで、次世代のコネクティビティを実現する「Honda CONNECT」を搭載。AIアシストインターフェースを採用し、無線ネットワークによる自動アップデート(OTA)機能も備える。ホンダの常務執行役員で中国本部長の井上勝史氏は、同コンセプトモデルをベースに開発するBEVは早期に量産を実現すると述べている。
CR-V SPORT HYBRID e+もホンダが中国市場向けに開発した初のPHEVで、同社独自の2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」を搭載。EV走行時の航続距離は80km以上で、来年初めに中国で発売予定だ。
ホンダは北京モーターショーで数々の電動化車両以外に、複数のモビリティツールも発表した。過去3年連続で出荷台数世界一を獲得している小型ビジネスジェット機「HondaJet」や大型船外機「BF250D」のほか、ホンダ中国が初めて手がけたリチウム電池搭載の電動バイク「V-GO」、電動キックボード「Transcooter」などだ。
さらに同社の安全運転支援システム「Honda SENSING」のアップグレード版を開発中だという。超広角のフロントカメラおよび360度マイクロレーダーにより、車両の周辺環境をより高度に検知するものだ。中国市場における早期投入を目指し、まもなく公道実証実験に入る予定だという。
(翻訳・愛玉)
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