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11月、サムスンが「Lifestyle TV」シリーズとして展開するレーザーTV製品を、中国市場に投じるという。レーザーTVは従来の液晶TVと比較すると、80~120インチと大画面で提供できるだけでなく、価格も抑えられる。
家電などに関するビッグデータを収集、研究する「奥維雲網(AVC)」によると、2020年1~7月にかけて、中国のカラーTV市場全体の売上高が、前年同期に比べ9%減少している中、レーザーTVは77.5%増加しており、TV関連で唯一伸びが見られるカテゴリーとなっている。
将来的にレーザーTVの可能性はさらに広がっていくものと見られ、中国市場におけるレーザーTVの出荷台数は2020年に40万7000台、2021年には73万5000台を突破することが予測される。
サムスン以外にも、国内外の大企業が次々とレーザーTV分野への参入を決めている。シャオミはすでにレーザーディスプレイ製品を展開しており、ソニーがこの分野で中国に乗り込むのも時間の問題とされる。
ファーウェイやOPPOもスマートフォンからカラーTV分野へ参入しており、将来的にはレーザーディスプレイ製品の展開を進める方向性を示している。データによれば、2020年上半期に中国で申請されたレーザーTV関連の特許は7000件以上あり、これは全世界における特許申請の過半数を占めているという。
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