「Unisound」 C +ラウンドで6億元の資金調達、2019年の収益は5億元を超える予定

中国国内AI企業Unisound(雲知声)がC +ラウンドで資金調達の完了を発表した。Unisoundは36Krに、「同社はすでに6億元のC +ラウンド資金調達を完了した。今回の融資では、中国インターネット投資基金(China Internet Investment Fund)がリードインベスターであり、中国国際金融公司の子会社である中金佳成と建投華科の子会社である中国建設投資有限公司が共同投資、漢能投資が専属の金融コンサルタントを務める。 現在、同社のCラウンド資金調達の総額は13億元に達し、音声技術分野における1ラウンド資金調達の最高記録を達成した」と述べた。

Unisoundの公式サイトで公開された情報によると、同社は2013年6月に啓明創投(Qiming Venture Capital)と磐谷創投(Grainsvalley Venture Capital Co.Ltd.)から1億元の共同融資を受けたと報告している。さらに、2014年12月には、Bラウンドで高通風投(Qualcomm Ventures)と啓明創投から5千万ドルの共同融資を獲得。2015年12月に浙大联創(ZJU Joint Innovation Investment)から数千万ドルのB +ラウンド融資、2017年8月に3億元の戦略投資、2018年5月にはCラウンドで1億ドルの資金調達、 中電健康基金がリード投資を、360、前海梧桐併購基金、漢富資本(Hanfu Capital)などが共同出資する投資機関である。

Unisoundから提供された情報によると、同社の会社売上高は3年連続100%ずつ増加し、2018年の所得スケールは去年の300%だと予想されている。2018年5月に発売したAIチップ「雨燕」は、会社の商業化をプッシュする上で重要な役割を持っている。さらに、同社は有名な自動車会社と連携し、車用AIチップを発売する予定である。

Unisoundは「家電向け人工知能の分野では、2015年にIVMモジュールの出荷に成功し、Midea(美的)、長虹、ヴァンテージ(華帝)と他のフロントラインの家電メーカーを抑える事が出来た。医療分野では、音声医療記録のソリューションを提供し、北京ユニオン医科大学病院、福建省の病院を含め、およそ100の病院と協力関係にある。昨年末から、”平安好医生”と共同設立の合弁会社——澔医智能は、CLPと協力し新製品のカテゴリ、健康医療向けAIチップを開発している。自動車分野において、自社は1700万台以上の設備に対してサービスを提供し、100近くのブランドに対し、ソリューションプロバイダを務めている。教育分野では、パートナークライアントは80以上、合計3000万人を抱え、一日の使用回数は1.8億回、社会化英語スピーキング市場でのシェアは第一位。その他には、国内のトップAIのスーパーコンピュータセンターに厦門市人民政府を構築し、運営している」と述べた。

さらに、Unisoundが資金援助を行っているナショナルチームも注目に値する。中国インターネット投資基金は、国務院が承認し、国立ネットワークインフォメーションオフィスと財務省が共同出資する投資機関である。戦略出資企業は中国産業銀行、中信国安、中郵人寿、中国移動、中国聯通、 中国電信などを含んでいる。中金佳成は中国国際金融PE投資プラットフォームであり、中国国際金融公司の主な株主は中央匯金であり、中国建設投資は、建投華科インベストメント株式会社のプライベート基金運用会社である。

以前と比較した場合、Unisoundの現在の目標は “雲端芯”から “雲芯”になることである。 2014年に同社によって提案された「雲端芯」戦略は、提案以来、現在に至るまで洗練され調整され続けている。 雲とはクラウドコンピューティングパワーとサードパーティサービスへのリンクを指し、ATHENAのスマートブレインは「クラウド」の一部でもある。端とは音声、携帯電話、エアコンなどの物理端末や各種アプリのことで、ユーザーコミュニケーションのための非実物製品を指している。芯とは、センサーや端子電力のことである。

2016年から、UnisoundのIVMチップモジュールと新しいAIチップ「雨燕」が出荷されている。 この戦略も「雲芯」の一部であり、黄偉氏はAIチップの出荷により、企業は音声技術を超えた機能をチップに書き込むことができると考えている。これは、インテリジェント音声対話ハードウェアの普及に関する現在の2つの制限、「技術」と「コスト」を解決するためのコスト効率に優れたターンキーソリューションとなりえる可能性がある。

現在のところ、多くのベンダーは独立した開発能力を持っていない。一方、インテリジェントな音声モジュールの形式で出荷する場合、コストは大体90-120元以上になり、最終的な端末の値段は高価になってしまう。AIチップの性能は通常のチップの 40〜50倍に値するが、それでいてコストは汎用チップの1/4から1/3に縮小することが出来る。将来的には、メーカーが独自音声技術に必要なコストを減らすことができ、既存のモジュールプログラムを置き換えることが出来る。結果、導入コストを減らすことができ、Unisoundの音声技術は、より大きな出荷と中小の家電製品に適用され、すぐに市場を占有することができる。

現在、AIチップに対する注目が、日に日に高まってきている。スマートスピーカーの分野では、Spirentをはじめとする各企業がAIチップやチップモジュールを間もなくリリースする予定であることを公表している。 黄偉氏は、自社が業界の駆者的立場にいるため、同社の猶予期間はまだ2年ほどあるが、過去のモジュール製品はGree(格力)やMideaなどの大型家庭電気製品メーカーに使用されているため、AIチップが量産されれば現在の顧客の旧製造プランを素早く換えることができるので、製造業者はこの複雑な適応期間をクリアしなければならない」と述べている。さらに、AIチップに加えて、Unisoundは他の関連チップも開発中であることは特筆すべき点だ。黄偉氏は来年36krに同社が自動車フロントローディング用のメインコントロールチップを発売すると伝えた。加えて、出荷台数は予想100万台以上となり、かなりの利益をもたらす見込みがあることを語った。

一般的に、企業による大規模な資金調達は、新たなビジネスを拡大するために財政的支援が必要であることを意味するが、一方で投資家は同社のこれからのビジネス展開について楽観的である。

Unisound創業者兼CEOの黄偉氏は、「C +ラウンドの資金調達がAIキーテクノロジーの研究開発と人材の確保に使用され、認識技術とモダリティにおける持続突破を求め、特化した業務とサービスモデルを模索し、新規事業における成長点を見つけ出す。インテリジェント端末とスマートサービス事業は大幅な成長をもたらすと期待されている。来年、自社は自動車外装用のメインコントロールチップを発売し、出荷量は100万台クラスになる可能性が高いため、我々に大きな利益をもたらし、2019年の総収入は5億元を超え、利益は1億元に達する見込みである」と述べた。

現在、スマートスピーカーの分野では、フルスタック技術が新しいトレンドになっている。フルスタックのテクノロジー企業として、iFlytek、Unisound、Aispeech、Mobvoiなどが競合企業である。同時に、Baiduとを含アリババを含むフルスタックの可能性を持つ国内の大企業は、さまざまな方法で市場に参入しているため、業界での競争はますます激しくなっている。Unisoundはこのラウンドと前回の資金調達情報が事実であれば、10億元以上の資金を持つことになるため、競争戦略はより柔軟に立てることが可能になる。

一部の関係者は、Baiduやアリババなどの上場企業が市場のシェアを奪うために開発者と協力パートナーに補助金を与えている可能性を懸念している。黄偉氏は「スマートスピーカーの使用場面、特にIoT関連は多岐に渡り、大企業がすべてのカテゴリに補助金を出すことは不可能であるため、長期スパンで見れば資金力を活かして市場シェアを掴むことは困難である。一方、スマートスピーカーの市場規模は大きいため、現在、この分野でのライバルはまだ少なく投資価値がある」と考えている。

非上場企業である、Unisound、Aispeech、Mobvoiなどの業務に関しては依然として一定の類似点がある。ビジネスロジックの観点から、基本的にはB2B2Cのビジネスモデルを採用し、最終的に消費者へ向けたトータルソリューションを提供する。B2Bモデルでは企業向けに音声に基づいた業界ソリューションを提供する。それは、Unisoundが言及している2つのビジネスライン、スマートライフとスマートサービスと関係がある。
黄偉i氏は、iFlytek、Aispeechなどの会社と比較すると、似ている点もあるが、似ていない点もあると述べている。具体的には、Unisoundはスマートトライフにおいてエンドツーエンドの技術サービスの提供に焦点を当てている。スマートサービスでは、現在、Unisoundは医療分野が主な専門分野で、売上高の約30%を占めている。iFlytekの得意分野は教育にあり、直近のAispeechは顧客サービスをメインにしている。

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