”豆弁音楽”と”V.Fine Music”は合併後、”DNV音楽グループ”を設立、A+ラウンドで数千万元の資金調達

2018 年4月豆弁音楽(Douban Music)と音楽著作権ライセンスプラットフォ-ム V.Fine Music(以下 V.Fineとよぶ)が合併・再編後、新会社DNV(Douban Music and V.Fine Music)音楽グループ(以下、 DNVとよぶ)を設立し、7月にはシリーズAラウンド融資で数千万元の資金調達を完了した。投資家は長甲グループ(Changjia International Holdings Group)である。 この長甲グループは、1992年に設立され、不動産、資産管理、文化,旅行、資本運営を手がける多国籍民間企業グループだ。

今年4月の合併完了時に、DNVは由摯資本(Yuxin Capital)がリード投資、険峰長青(Yufeng Evergreen)、唯狩資本(Weihun Capital)の共同投資によりAラウンドで約1,000万ドルの資金を調達したばかりである。唐子御氏はDNV GroupのCEO、李権氏は社長、許波氏は副社長兼ディレクターを務めることになった。唐子御氏は、北京大学光化管理学部を卒業し、李権氏は清華大学建築学部を卒業し、自身もミュージシャンである。

DNV Music Group三大中核業務:

1.音楽著作権管理-V.Fineをコアブランドとし、主に企業向けの音楽著作権ライセンス、音楽のカスタマイズ、著作権監視という3主要セクションで構成される。 V.Fineは主に音楽プロデューサー(アレンジ、ポストなど)に、著作権ライセンスおよびモニタリングサービスを提供する。そして、オンライン音楽著作権プラットフォーム(主にBGM)により、プロデューサーに直接版権収入をもたらすことを可能にした。現在プラットフォームには50カ国以上3000人を超えるミュージシャンがおり、協力企業には新方場、微博雲剪、桃花谷、喜馬拉雅FMなどがいる。

2.オフラインエンパワーメントシステム-オフラインでは音楽パフォーマンスをメイン活動としており、現在、メインブランドは以下の2つである:

“潮潮音楽祭”:毎年1,2回大都市にて開催される大規模な音楽祭で、海外ミュージシャンが60%を占め、パフォ-マンスに参加し、昨年は10万人近くもの人を動員した。

“地方のライブ”:2、3級都市で行われる小さなライブパフォーマンスで、参加者のほとんどが新興ミュージシャンである。

李権氏は、オフラインのパフォーマンスは、ユーザーとの交流、レーベルの宣伝、迅速なビジネス実現をはかるための重要な手段で、将来的にはDNVは現在のこの2ブランドを発展させるほかに、更に多くのオフラインパフォーマンスブランドを展開する予定であると述べた。

3. ミュージシャン事業体系-主にミュージシャンの育成と発展に重点をおき、音楽コミュニティ、音楽レーベル、ストリーミングメディアの3大セクションで構成される。

・ミュージシャンコミュニティ:

DNVは“豆弁ミュージシャン”と“V.Fine Music”を一つにする。

豆弁Musicは、ソングライターと作品をシェアし、ファンとコミュニュケーションをとるプラットフォーム提供に常に力を注いできた。ここから、陳粒、好妹妹楽隊、花粥など、今では誰もが知っているミュージシャンが輩出された。現在では、ミュージシャンは5万人にものぼり、 音楽作品は50万作品を超え、そのうち約10万作品が豆弁音楽傘下の大福唱片(Dou Music Records)にある。2つのプラットフォームを一つにするにあたり、DVNは以下のことをしたいと考えている:

第一に,豆弁音楽のシステムは、さらに多くのミュージシャンに版権保護とキャッシュアウトサービスを提供するためV.Fineにアクセスしてもらえるようにする。

第二に,ソングライターとプロデューサーが協力し、相互的に補い合い、ミュージシャンの小さな社交場へと変容させる手助けをする。

三,音楽業界のコンサルタントを統合させ、二つのコミュニティで既存のコンテンツを豊富にする

音楽レーベル:

DNVはTeen Townミュージシャンインキュベーターの建設を推し進め、2018年9月には、1,000平米近くにも及ぶプロフェッショナルレコーデイングスタジを完成させる予定である。DNVは、豆弁ミュージシャンコミュニティとオフラインパフォーマンスのブランド力を借りて、新進のミュージシャンを発掘し続ける。DNVは現在、ラップ、ジャズ、ロックなどそれぞれのレーベルを設立し、ミュージシャンとの契約を開始している。

李権氏は、「我々は“カードを取った“というアドバンテージがあり、商品マトリックスで勝利を手にする。音楽の制作から、リリース、著作権実現、オフラインのパフォーマンスに至るまでをミュージシャンに提供することができるこのサービスは業界全体をカバーする。そして我々自身が音楽を作っているからこそ、ミュージシャンが何を望んでいるかを知ることができる。」と述べた。

・ストリーミングメディア:

ストリーミングメディア事業では、主“に豆弁FM”の展開に力を注いでいる。

豆弁FMは2009年ローンチと、中国で最も早い時期にストリーミング音楽サービス提供を開始し、豆弁の最も成功した製品の1つである。 豆弁FMは、アルゴリズムに基づく音楽提供の創始者といえる。網易雲音(NetEase Cloud Music)やSpotifyよりも早くから始めていた。

しかし、近年、テンセントや網易などの大手と著作権争いにより中小規模の音楽プラットフォームは締め出され、豆弁FMも高額な著作権料を支払うことができず、徐々に衰退し始めたのである。 これに対し、李権氏は、「DNVがまっ先に解決せねばならない問題は著作権問題であり、現在、既に解決の糸口が見つかっている状態で、近い将来解決できる」と述べた。

さらに、豆弁FMは、曲を聴くユーザーのフィールドが、より一層特化していることに目をつけ、ユーザーが更に多くの好みのミュージシャンを見つけることができるように、大量データに基づくミュージシャンマップ機能も開始したのである。

現在の3大事業セクター計画から見ると、DNVが将来解決しなければならない重要な課題とは何か:

・如何にコミュニティ活動を改善し、サービス境界を広げるかが、多くのミュージシャンをひきつけることにつながる;

・如何にDNVに属するレーベル基調を作り出せるか;

・如何に著作権問題を解決し、プロダクトプレーイノベーションまたはアルゴリズムの最適化を図り、豆弁FMを復活させるか;

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