画期的新薬・B型肝炎内服薬の臨床試験に弾み、「Drug Farm」が58億円を調達

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FIC(ファースト・イン・クラス、画期的新薬)のB型肝炎治療薬を研究開発する「Drug Farm(上海薬苑生物科技)」が、5600万ドル(約58億円)を調達した。シリーズ Bまでに「百奥財富(BVCF)」、「薬明康徳(WuXi AppTec)」の企業ベンチャーファンド、「浙江民営企業聯合投資(ZUIG)」などが出資してきた。資金は、同社が開発するB型肝炎ウイルス(HBV)感染症などの肝疾患用内服薬「DF-006」の臨床試験に充てられる。

Drug Farmは2015年に設立された。中国と米国双方を拠点とするバイオテクノロジー企業で、遺伝学とAI技術によりB型肝炎、腫瘍、自己免疫疾患の革新的な治療法を開発する。同社の「IDInVivoプラットフォーム」は遺伝学とAIを組み合わせて、免疫機能が正常な生体動物の中で直接新薬の標的を見つけ出し、画期的な技術による全く新しい治療法を生み出した。Drug Farmはこのプラットフォームにより先天性免疫の新しいターゲットを多数発見し、現在、複数のFIC医薬品を臨床段階へと進めている。

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