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中国ネット通販大手「京東集団(JD.com)」傘下の物流会社「京東物流(JD Logistics)」が2月16日夜、香港証券取引所に目論見書を提出した。今回は約50億ドル(約5300億円)の資金を調達する予定で、同社の企業価値を400億ドル程度と評価する可能性があるとブルームバーグは報じている。
京東物流は、同グループでIPOを実施する3番目の子会社となる。
目論見書によると、京東物流の2020年1月〜9月の収益は前年同期比43.2%増の495億元で、2018年通年では379億元、2019年通年では498億元であった。
同社は中国における技術主導型のサプライチェーンソリューションと物流サービスのリーディングプロバイダーとして位置づけられている。 過去3年間、京東物流は技術研究開発への投資を増やし続けており、2018年から2020年第3四半期までの11四半期で、累計46億ドルの技術投資を行った。技術投資の売上高に占める割合は平均3.4%に達し、業界をリードしている。
これまでも、物流システムの自社構築は京東が台頭してきた最大の要因とみなされていたが、上場することで同社がさらにその強みを活かして影響力を拡大させることには疑いようがなく、物流分野で積極的な動きを見せている競合のアリババに対抗していくとみられる。
(作成・Ai)
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