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リーク情報などによると、アップルは今年3月23日に新製品発表イベントを開催する予定だ。今回の発表会ではどのような新製品が登場する可能性があるのか。以下にまとめた。
AirPods 3
間違いなく発表されるのはワイヤレスイヤホンの「AirPods 3」だ。先代の「AirPods 2」の発売からすでに2年ほど経っているためだ。中国のオーディオ製品情報サイト「我愛音頻網(52audio.com)」ではこのほど、新しいAirPodsとされる画像がリークされており、これまでの海外メディアの報道を含めて考えると、この画像の信憑性は極めて高い。
AirPods 3はアクティブノイズキャンセリング機能を搭載し、立体音響に対応するとされる。立体音響はiOS 14に追加されたばかりの機能だ。
新しいiPad
iPadはほぼ毎年3月に新製品が発表される。今年は新しいiPad miniとiPad Proが登場しそうだ。
新しいiPad miniのデザインコンセプトは現在のiPad Pro、iPad Airと同じものになる。外観における大きな変化は側面が直角になることだ。上部の電源ボタンは指紋認証のTouch ID機能も兼ねている。ホームボタンが不要になるため、ベゼルが従来製品より小さくなる。
SoCはiPhone 12と同じA14を採用し、モデルは64GB、128GB、256GBの3つとなる。ディスプレイサイズは8.9インチ、解像度は2360×1640、DCI-P3色空間とトゥルートーン機能にも対応する。本体にイヤホンジャックがなく、充電はUSB Type-Cで行う。磁気吸着式のApple Pencilも使用できるようになる。
iPadのデザインの変更は通常その次のiPhoneにも反映される。最新のiPad AirとiPad miniがともにTouch ID機能付き電源ボタンを採用したことで、iPhoneにも採用される可能性がより高まった。
新しいiPad Proも3月に発表されるはずだ。SoCはA14Xとなり、ベースバンドチップはクアルコムのSnapdragon X55で、2つの周波数帯の5G通信に対応する。アップル製品のリークに定評のある郭明錤(クオ・ミンチー)氏によると、ディスプレイは「Mini LED」を採用することになる。Mini LEDはより密集したバックライトを持ち、より暗い黒色、豊かな彩度と明るさ、コントラストを実現できる。
しかし、新型コロナの影響でiPad Proの部品供給が滞っているとの情報もあり、発売後しばらくはiPad Proが品薄になる可能性もある。
新しいiMac
アップルはデスクトップパソコンのiMac Proの生産停止を発表したが、見方を変えれば、新しいiMacシリーズが登場する可能性があるということだ。
ブルームバーグの報道によると、アップルはデザインを一新したiMacを開発しており、外観はアップルのディスプレイ「Pro Display XDR」と似たものになる。本体色は5種類から選ぶことができる。CPUはアップルが独自開発したM1xとなり、GPUも強化される。
AirTags
紛失防止タグの「AirTags」は3年前から話題に上っていたが、今年春に発表される可能性が高くなった。
すでに同製品のリーク画像が出回っている。それを見る限り、製品の大きさはコインとほぼ同じで、本体は銀色だ。キーホルダーやかばんなどに取り付けて使うことになるだろう。
紛失防止タグはアップル以外からも多数発売されているが、大半がブルートゥースでスマホと接続する。しかし、接続が切れやすいだけでなく、使用可能な距離が短いのも難点だ。
それに対し、AirTagsは無線通信のためのU1チップを搭載しており、数十メートル離れた場所でも通信が可能だ。おそらくAirTagsは、iOSの「探す」機能で位置を確認することになるだろう。
まとめ
今年3月に発表が期待される製品はどれも有力で、しかもデザインや機能面での大きな変更を伴う。現時点では新型コロナでオフラインイベントの開催が難しいため、アップルが上記新製品を複数回のオンラインイベントで発表する可能性も排除できない。
原作者:雷科技(Wechat ID:leitech)
(翻訳・小六)
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