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3月23日、ショート動画プラットフォームの「快手(Kuaishou、海外版は『Kwai』)」を運営する「快手科技(Kuaishou Technology)」が、2020年第4四半期および通年の業績を発表した。同社が2月に香港証券取引所に上場して以来、初の財務報告となる。
2020年通年の売上高は587億8000万元(約9700億円)で前年比50.2%増、純損失は1166億元(約1兆9000億円)、調整後の純損失は79億4900万元(約1300億円)。同年第4四半期の売上高は181億元(約3000億円)で前年比52.7%増。純損失は192億6000万元(約3200億円)、調整後純損失は7億400万元(約110億円)。
通年のユーザー数に関するデータを見ると、快手アプリのDAU(1日当たりのアクティブユーザー数)は前年比50.7%増の2億6460万人、MAU(1ヵ月あたりのアクティブユーザー数)は前年比45.6%増の4億8110万人で、大幅に増加。1日の平均使用時間も2019年の74.6分から87.3分に増加した。
事業別の業績を見ると、2020年、ライブ配信事業の売上高は332億元(約5500億円)で前年比5.6%増。同事業に関して、MPU(1ヵ月あたりの課金ユーザー数)は2019年は4890万人だったが、2020年は17.8%増加して5760万人となった。ARPPU(課金ユーザー1人あたりの平均課金額)は月あたり48.0元(約800円)、2019年は53.6元(約890円)だった。
電子商取引を含むその他のサービス事業に関しては、快手プラットフォーム上で販促された電子商取引のGMV(流通取引総額)が、2019年の596億元(約9900億円)から2020年には539.5%増加して3812億元(約6兆3000億円)となった。
オンラインマーケティングサービス事業の売上高は219億元(約3600億円)で、前年比194.6%増。中でも第4四半期の売上高は85億元(約1400億円)と、同事業の2019年通年の売上高を上回り、四半期の売上としても2020年で最高を記録した。
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