バイドゥと吉利のEV合弁会社に元エアバス幹部が加入 次世代スマートカーを開発へ

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中国IT大手バイドゥ(百度)と自動車大手の吉利汽車(Geely Automobile)による合弁自動車製造会社「集度汽車」に、元エアバス中国イノベーションセンターCEOの羅崗氏が新たな経営幹部として加入予定で、要職に就くことが確定している。

羅崗氏は天津大学の電気自動化・情報工学院を卒業し、ロンドン・ビジネス・スクールでMBAを取得した。同氏は以前、米配車サービス大手Uber(ウーバー)中国法人で南部地域の総責任者を務めており、2016年の「滴滴出行(DiDi Chuxing)」によるUber中国法人の買収後は滴滴に加入し、アフターマーケット部門に在職していた経歴を持つ。

2017年7月、羅崗氏はエアバス中国法人に加入した。その中で大きな実績の一つが、深圳でのエアバス中国法人イノベーションセンター設立を主導したことだ。この施設は、エアバスがシリコンバレーに「A3イノベーションセンター」を設立後、アジアに初めて設立したイノベーションセンターだ。

バイドゥはAI、自動運転開発プラットフォーム「Apollo」、車載OS「小度車載」、地図サービス「百度地図(Baidu Map)」などのコア技術により、新しい自動車会社を全面的にサポートするとしている。

次のステップで両社は、吉利汽車が新たに開発した世界をリードするEV専用プラットフォーム「SEA(Sustainable Experience Architecture;浩瀚智能進化体験架構)」をベースに、共同で次世代スマートカーの開発に取り組む。

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