2021年4月、ロシア国立モスクワ大学（MSU）の主催するビデオコーデック業界で最も影響力のある国際コンペティション「MSU Video Codecs Comparison 2020」の結果が出そろった。ショート動画アプリ「TikTok」運営企業「バイトダンス（字節跳動）」の米国カリフォルニア州にある技術チームが開発したエンコーダ「BVC」シリーズがパフォーマンスで突出しており、17項目でいずれも最高品質評価を得て1位を獲得した。エンコーダは、画像を圧縮してエンコードし、可能な限り小さな帯域幅で、可能な限り高品質の動画データを送信する、動画アプリのインフラとなる製品だ。

MSU Video Codecs Comparisonは、これまで15回連続で開催されている。