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【新華社上海6月25日】中国上海市では、デジタル人民元口座(ウォレット)を開設後、多くの繁華街にある実証実験対象ATMで現金の入出金など複数の機能を利用できるようになった。
デジタル人民元口座はモバイルウォレットでの管理が中心だが、個人情報でも操作することが可能で、銀行カードに一切依存していない。ATMの画面操作を開始し、ボタンを押すとデジタル人民元の操作画面に移る。画面はウォレットへのチャージ(入金)とウォレットからの引き出しの二つに分かれており、これがシステムの最も基本的な部分で、これまでのATM上の口座管理システムと少し違うところだ。
「ウォレットへのチャージ」にタッチすると、モバイルバンキングの2次元バーコード方式と携帯電話番号方式の二つを選べるようになっており、どちらかを選んでデジタル人民元のウォレットにアクセスする。その後、暗証番号を入力することで、ウォレットに正式にアクセスすることができる。現在の一般的なATM操作と比べると大きな変化であり、利便性と手軽さが増している。
ウォレットへのアクセス後、ATM画面にその時点のデジタル人民元ウォレットの分類と関連情報が表示される。その後の画面は普通のATMと同様で、預け入れや引き出しといった操作を行うことができる。最後に発行される利用明細票には、普通口座の時と違って「DCEP(デジタル通貨電子決済)」という文字が印字される。
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