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【新華社青島8月12日】中国山東省青島市の新空港、青島膠東(こうとう)国際空港が12日午前0時、正式に開港した。これに伴い、流亭国際空港は閉鎖された。新空港の開港は、中日両国の経済・貿易の飛躍を後押しする。
新空港の設計と運用は、中国の民間航空で最高ランクの4F基準を満たしている。山東省での4Fランク空港の開港は今回が初めて。同空港は北東アジアの地域ハブ空港、日韓両国に向けたゲートウェイ空港と位置付けられており、日韓、欧米、豪州、東南アジア、南アジア、中東と中国の香港・マカオ・台湾地区の約50の重点都市を結ぶ。うち、日韓両国の就航都市は17都市で、両国の市場をほぼカバーする。
日本は青島にとって第2の貿易相手国、第3の外資導入元となっている。2020年12月末時点の日本から青島への累計投資件数は2166件。新型コロナウイルスが世界で猛威を振るう中でも青島と日本の貿易は増加し、2020年の貿易額は前年比3.4%増の544億8千万元(1元=約17円)となった。
中国宅配大手の順豊速運(SFエクスプレス)は新空港開港以前から日本向け業務計画の策定を始めた。同社魯東(山東省東部)区国際業務部の責任者、姜鵬さんは「山東省から日本への物流輸送能力の拡大を終始考えている」と述べ、同社が既に関係部門との協議に着手し、華北地域で他社に先駆け日韓向け貨物路線を開設する計画を進めていると明らかにした。
同空港の第1期計画は、25年に旅客数延べ3500万人、貨物・郵便取扱量50万トン、航空機離着陸回数延べ30万回の需要を満たすとしている。正式開港に合わせて開始される第2期工事は、45年に旅客数延べ5500万人、貨物・郵便取扱量100万トン、航空機離着陸回数延べ45万2千回の需要確保を目指す。 (記者/王凱)
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